夫婦岩のそびえる禊の浜
夫婦岩(立石)は伊勢市の二見ヶ浦に仲睦まじく寄り添うように立つ2つの岩。
立派なしめ縄でしっかりと守られています。
沖合およそ700mの海の中に鎮む「猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)」縁りの霊石「興玉神石」を拝する二見興玉神社は縁結びや夫婦円満のご利益があるということで有名です。
神の使いとされる二見蛙の置物とそこかしこで出会えるだけでなく、無事かえる、貸したものがかえる、若がえるなど縁起のいい御守りもたくさんございます。
伊勢神宮の禊場である立石浜や夫婦岩、二見興玉神社を訪ねました。
長さ約35mの大注連縄(おおしめなわ)が掛かる夫婦岩。
5月~7月は、夫婦岩の間から昇る朝日を見ることができます。11月~1月、冬の季節に見られるのは、夫婦岩の間から満月の昇る幻想的な景色。
月の満ち欠けを意識して旅するのもオススメです。
夜間は21時までライトアップされていて、日中とはまた別の神秘的な姿に出会えます。
二見興玉神社(漢字を見ると命を興す!)ともとれますね。
潮の飛沫がかかるほど海の近くにある二見興玉神社。是非とも公式ホームページをぜひ見てくださいませ。→「二見興玉神社」
雨の降った翌日は、強い海風が吹きますが、天気のよい日には、青空と水平線と鳥居がそろい、とても美しい景観になります。
私たちが訪ねたのはちょうど夕暮れ時で、海と空が本当に美しい時間帯でした。
伊勢神宮をお参りするとき、外宮から内宮を廻るというのはご存知かと思いますが、正式にはその前に、立石浜で禊をするのが古来からの慣わしです。
最初に迎えてくれるのが手水舎の「満願蛙」無事にかえる。幸せがかえる。など蛙は幸せの象徴ですね。
手水舎の水をかけると願いが叶うと言われています。
手水舎以外にも境内のいたるところに、二見興玉神社を参拝してご利益を受けた人々が次から次へと奉納したという蛙の置き物があります。
二見興玉神社の本殿は綺麗な緑色の屋根が印象的です。「二礼、二拍手、一礼。」訪れる人々が次々と眼を瞑って手を合わせ参拝されています。
夫婦岩を参拝できる鳥居もございます。
夫婦岩のそびえる禊のための海岸、どっしりと構える「二見興玉神社」は、澄みきった神域です。
お伊勢さんに行くときには、その前にこの場所で心身を浄化する古来からの正式な参拝をぜひしてみてくださいませ。