沖縄県糸満市から世界に誇る「~泡盛~まさひろ酒造」の蔵元へ行ってきた!
今回も沖縄編です。沖縄県糸満市のサザンビーチホテルに2月に滞在した編集部でのレポートです!
サザンビーチホテルからも車で約5分の沖縄県南部の漁師町・糸満市に工場を構えるまさひろ酒造(旧・比嘉酒造)
1883年に首里で創業され、二度の工場移転を経て、1991年に泡盛博物館「泡盛まさひろギャラリー」を併設した見学工場として本社を移転されました。2月なのに18度を越える沖縄の夏日でした。
涼しい社内で泡盛を試飲させていただき「泡盛の歴史」を資料館で学ばせていただきました。
まさひろ酒造株式会社(旧 株式会社比嘉酒造)
〒901-0306 沖縄県糸満市西崎町5-8-7 TEL 098-994-8080
- 那覇空港から車で15分
- アウトレットモール「あしびなー」から車で5分
- ひめゆりの塔から車で20分
- 沖縄ワールドから車で30分
- 国際通り(那覇)から車で30分
時代にチャレンジしつづける!明治16年創業の老舗酒造所
まさひろ酒造の歴史は古く、1883年(明治16)年に初代・比嘉昌文氏が首里王府の城下町にて泡盛を製造したのがはじまりです。1949年、三代目の昌廣(しょうこう)氏の時代に工場を与那原町へ移転。その後首里石嶺を経て、1991年に現在の糸満西崎へ移転されました。
現在は、四代目の昌晋(まさくに)氏の「沖縄の美味しい泡盛を世界の方々に知っていただきたい!」という強い思いをもって、移転に伴い、工場見学や泡盛の文化や歴史が体感できる施設「泡盛まさひろギャラリー」を新設されました。年間約5万人もの人が訪れるそうです。
資料館で目の当たりにした戦後間もなくでも泡盛をなんと!コーラの瓶で醸造する。という熱い志には心を打たれました。
資料館や販売店の社員さんはめちゃめちゃ親切で、沖縄観光のルート相談にも乗っていてただけました!
常に品質の向上に努め、業界で初めてのISO9001認証取得。メタン発酵設備を導入するなど環境に対する取り組みも積極的に行っています。
もろみ酢や沖縄で初となるクラフトジンなど新商品の開発にも力を入れ、社員による頭に一升瓶を乗せて踊る「瓶おどり」パフォーマンスで、沖縄の文化と泡盛を地域や全国へ発信しています。
極上の十年種古酒も!泡盛「まさひろ」
主な銘柄は社名にもなっている「まさひろ」三代目・昌廣氏の名前に由来し、発売から50年以上も愛され続けている酒です。
工場があったこともあり、昔から与那原など東海岸の地域の人々に好まれて飲まれていましたが、糸満に移転した当初は、なかなか地域の方に【まさひろ=糸満】と認知してもらうのが難しかったそうです。
そこで極上の古酒などを醸造され少しずつ定着していき、いまでは地元の飲食店のほとんどで販売されています。
まさひろ酒造の豊富なラインナップ!
まさひろ酒造は「おいしい酒をつくるためにとにかくTRYする!」それを物語るのが、品種の豊富さです。
樽貯蔵や甕仕込み、梅酒、ヤムイモ焼酎など。「泡盛を知ってもらうため」の商品開発は多岐にわたります。なかでも2018年に話題になったのが、県内泡盛メーカー初のクラフトジン「まさひろオキナワジン」です。
『沖縄の泡盛メーカーらしいジンが作れないか』との思いでまさひろ酒造さんが生み出した作品です。
コロナが終息したあと、沖縄に行かれたら必ずまさひろ酒造さんにいってらっしゃい!