京都大原にある『出世稲荷神社』は2012年に現在の位置へと移転してきた神社。
もとは京都市中心部の千本通沿い、豊臣秀吉の邸宅・聚楽第跡にあった由緒のある神社です。
聚楽第といえば豊臣秀吉の栄華の象徴的な邸宅。かねてから稲荷神を信仰していた豊臣秀吉は邸内に稲荷神社を勧請しました。
後に聚楽第に行幸した後陽成天皇が稲荷神社に参拝した際、立身出世を成し遂げた豊臣秀吉に因んで「出世稲荷」の号を授けたとされているのが『出世稲荷神社』の始まりとされています。
多くの信仰を集める『出世稲荷神社』必ず参拝すべし!!
『出世稲荷神社』は公家や大名、庶民にも出世開運・勝負運の神様として信仰され栄え、江戸時代には300本を超える鳥居があったそうです。
そんな『出世稲荷神社』は【開運出世の福・衣食住の福・地位名望の福・衆人愛敬の福・生業大繁栄の福・延命長寿と病気平癒の福・千客万来の福
武運長久の福・善智識の福・金銀財宝の福】と、なんと!10種類もの福が授かるという大変ありがたい神社として信仰を集めています。
現在の出世稲荷神社
寛文年間(1661-73)聚楽第のなかにあった社を移されました。御祭神は倉稲魂命ほかを祭っておられます。
本殿には6代目清水六兵衛作の神像、堂本印象の“登り竜”天井図。また尾上松之助寄進の石鳥居、新門辰五郎寄進の狛犬が、境内にあります。
平成24年7月に京都市の中心千本旧二条より大原へ移転されました。
大原三千院より、徒歩10分で着きます。駐車場も近くにありますので、ぜひご参拝ください!