美山かやぶきの里へ行ってきた!
京都市の北部、南丹市に位置する美山は、その名の通り美しい山々に囲まれた日本の原風景。
かやぶき屋根の民家が建ち並ぶ「かやぶきの里」などフォトジェニックな観光スポット。
インスタ映えしそうですね。
山の幸などを利用したおもてなしの宿や、グルメも堪能できます。
今回は春の美しい花や草木の生命力に心打たれましたが、冬は、かやぶき屋根に降り積もる雪景色がひときわ美しいそうです。
「京都丹波高原国定公園」とは。
京都府南丹市美山町は京都府のほぼ中央に位置し、京都駅からは車で約1時間30分。
福井県など日本海沿岸の町から京都市へと続く「西の鯖街道」の経由地として栄え、今もかつての街道の面影を残しています。
南北約20キロ、東西約40キロ、面積約340平方メートルという広大な町で、そのうち約90パーセントが森林に覆われ、全域が「京都丹波高原国定公園」に指定されています。
「かやぶきの里」があるのは、町のちょうど真ん中あたりです。
「かやぶきの里」以外にも、川や森でのアクティビティ、サイクリング、原生林を訪ねるネイチャーツアーなどが人気です。
自然美、体験、そして清らかな水と土に育まれた美食を楽しみに、四季を問わず訪れる方が増えています。
美山かやぶきの里
美山観光の中心となるのは、39棟のかやぶき民家が現存する「知井地区」
貴重なかやぶき民家がたくさん維持されていることに加え、田畑から集落、山林へと続いていく美しい景色が「山村独特の優れた風情と景観」を有していると評価され、平成5年(1993)に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。
大小さまざまなかやぶき民家は、築150~200年ほど。最古の民家は、約220年前に建てられたそうです。
美山のかやぶき集落は、岐阜県・白川郷に並ぶ「日本の原風景」とも呼ばれる景色。白川郷は「合掌造」、美山は「入母屋(いりもや)造」と、屋根の形に違いがあります。合掌造は、家の正面に対して屋根が“合掌”するように左右に葺かれています。入母屋造は、屋根の上部は家の前後に傾斜、その下から四方に屋根が伸びるというスタイル。特に美山の民家は「北山型」と呼ばれ、ふっくらと丸みを帯びた柔らかな曲線が特徴的です。
今も実際に人々が生活し、日々の暮らしの中で伝統や景観を守る努力がされています。
※散策時は里内は一般生活地域のため、マナーを守り居住区域やプライバシーの保護に十分ご配慮ください。