京都へおこしやす!心が洗われる伏見稲荷大社。
京都府京都市にある「伏見稲荷大社」は、稲荷山の麗に社殿が建ち、無数の朱色の鳥居が立ち並ぶ千本鳥居が有名の神社です。
私は幼いころから伏見区生れで育ちましたが、皆さんも一度はテレビや雑誌などで見たことがある方が多いはずです。
近日はその風景が海外でも人気であり、コロナウイルス前まではインバウンドの外国人観光客も多く訪れる観光スポットになっています。
伏見稲荷大社は五穀豊穣、商売繁昌の神様で知られる全国約3万社ある稲荷神社の総本宮でもあり、初詣などには多くの方が参拝に訪れます。
まず参道を歩くとおおきな楼門が目に入ります。
この楼門は天正17年(1589年)豊臣秀吉の造営とされてきました。
秀吉の母大政所殿の「病悩平癒祈願が成就すれば一万石奉加する」と記したいわゆる【命乞いの願文】が伝来しています。
しかし造営伝承と伝来文書との整合性については多少の疑問がありました。
ところが昭和48年に楼門の解体修理が行われたところ、願文の年次と同じ「天正17年」の墨書が発見され、伝承の正しかったことが確認されました。神社の楼門の規模としては最も大きいものに属します。
千本鳥居と山の神様の信仰
稲荷山を歩いて回ることを「お山巡り」と言います。
1周は4km、所要時間は2時間のコースです。これからの時期、特に真夏などは暑い時期には水分を持ち歩いたり、日焼け対策をしたりして行ってください。また歩きやすいシューズや、服装で行くこともお忘れないようにして下さい。
最初に紹介する伏見稲荷大社の見どころは「千本鳥居」
伏見稲荷大社の奥宮から奥社奉拝所までを結ぶ道に数え切れないほどの赤い鳥居が並んでいます。
この圧巻の風景は、海外の旅行雑誌などでも取り上げられ、多くの外国人観光客が訪れています。
鳥居が多くある理由は、伏見稲荷大社に参拝し、願懸けをした後、願いがかなえばお礼として鳥居を奉納する習慣があったからです。よく見ると、最初の方は大型の鳥居、途中から小型の鳥居が並んでいます。
伏見稲荷大社へのアクセス
電車でのアスクセスであれば、京阪本線「伏見稲荷駅」、もしくはJR奈良線「稲荷駅」が最寄り駅です。
京都駅からJR奈良線で5分の場所にあり、アクセスは便利です。しかし京都駅からの奈良線は1時間に5本程度と少ないので、要注意です。伏見稲荷駅は、大和路快速などは停まらず普通のみ停まる駅です。
伏見稲荷駅からすでに見えている「伏見稲荷大社」へは徒歩5分ほど。
楼門のすぐ後ろに「本殿」があります。本殿の後ろに広がるのが「千本鳥居」。
千本鳥居を通り抜けた場所に、「おもかる石」や「きつね絵馬」がある「奥社奉拝所」(奥院)があります。
ちなみに神域への「お山めぐり」は奥院からスタートします。
住所:京都府京都市伏見区深草藪之内町68
電話番号:075-641-7331
アクセス:JR奈良線「稲荷駅」、京阪本線「伏見稲荷駅」
拝観料:無料
駐車場(約200台):無料
拝観時間(おみくじ、お守り授与所):7時~18時(※延長日あり)
閉門時間:なし
所要時間(お山めぐり):約120分