福井県小浜市に行ったら必ず!「伊勢屋」さんへ。
伊勢屋さんは天保元年、上田家三代目、上田與三郎氏によって創業されました。2023年現在は創業193年を数える和菓子屋の老舗です。
「菓子作りの原点はおいしい水でなければならない」という信念
伊勢屋さんは平成の名水100選に選ばれた「雲城水」を使用し和菓子作りをしておられます。
雲城水から水揚げされるぷるぷるの「くずまんじゅう」はあまりにも美味しく有名です!
若狭には美しい水!自然があります。伊勢屋さんで使用されている、福井のおいしい水「雲城水」は、小浜市の一番町の船溜まり横にある雲城公園の自噴井戸のことです。地下30mの砂礫層から地下水(淡水)が自噴しています。
一番町は古くから湧水の豊富な地として知られており、今でも掘り抜き井戸が完備されているところもあり、生活用水として利用されています。
地下水の源泉は、遠敷川(鵜の瀬)の上流付近の山々、上根来水源の森と言われており、若狭の豊潤な自然フィルターによってじっくりと育まれ、
百年という時をかけ、この「雲城水」に湧き出してきます。
百里ヶ岳は、かつての近江国と若狭国の国境にあたる、滋賀県と福井県の県境に所在します。
百里ヶ岳を含む国境尾根は中央分水嶺に属し、日本海側に北川水系遠敷川、琵琶湖に淀川水系安曇川の支流が流れています。
小浜市の最高峰であり、山頂には一等三角点が所在します。
小浜市側からは多田ヶ岳に遮られ山頂部は若狭幹線林道や多田ヶ岳からしか望めませんが、滋賀県側からは雄大な山容が望めます。
山頂に立てば百里四方が見渡せるとの由来から「百里ヶ岳」という名がついたそうです。
伝統と革新
老舗というと代々伝統を受け継ぐ事が重要な事の一つであります。
伝統銘菓として「くずまんじゅう」と「丁稚羊羹」があり、福井県に来られた全国の方々の舌を楽しませておられます。
しかし伝統を守るだけではお客様にいいものを提供できません。常に和菓子作りを研究し革新されておられます。
時代に合う、お客様に寄り添った和菓子作りを常にしていきながら、昔から変わらない和菓子の本質をお客様に提供していくことが
老舗の歩んでいく道と考えておられます。
和菓子をと通してお客様、従業員、それに関わる方々が幸を感じることができる和菓子作りを体現されています。
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日本三大くずのひとつ「熊川くず」
日本三大葛のひとつに数えられる若狭の熊川くず。
熊川くずは天保元(1830年)江戸時代の儒学者頼山陽が病気の母への見舞品としてこれを送り、その手紙の中で
「熊川は吉野よりほど上品にて、調理の功これあり候」と評したことでも知られています。
手間暇かけてつくられる熊川くずは、まろやかな口当たりで上品な味わいです。