京都の美しき大原野神社へ行って来た!
貴族にも京都を好きな方にも愛される大原野の古社です。
延暦3年(784年)に創建された洛西の「大原野神社」
奈良の春日大社の分霊を遷したことにはじまり「京春日」と呼ばれています。社殿前には雌雄の神鹿が鎮座されています。
授与品の神鹿みくじや神鹿縁結び土鈴も人気です。春は毬のように咲きこぼれる一重の枝垂れ桜「千眼桜」が有名です。
また秋も紅葉名所として親しまれています。
御祭神
・建御賀豆智命(たけみかづちのみこと)
・伊波比主命(いわいぬしのみこと)
・天之子八根命(あめのこやねのみこと)
・比大神(ひめおおかみ)
御利益
・方除の神様
・政治の神様
・知恵の神様
・良縁の神様
紫式部が愛した名社「京春日」
源氏物語の作者紫式部は大原野神社を氏神と崇め、この大原野の地をこよなく愛していました。
源氏物語二十九帖「行幸(みゆき)」の巻には、大原野へと向かう冷泉帝の華やかで美しい行列の様子が描かれ、
紫式部のこの地への思いの一端を伺い知ることができます。
また紫式部が生前に自ら撰んだとされる家集「紫式部集」に次の歌が詠まれています。
ここにかく 日野の杉むら埋む雪。小塩の松今日のやまがへる。
暦に 初雪が降ったとしるされる今日
近くに見える日の岳という山に、雪が深く積もっている
(日野岳の杉林は、雪に深く埋れんばかりだ。
今日は、都でも小塩山の松に、雪がちらちらと散り乱れて降っていることであろうか。)
鯉沢の池。
平安時代に作られた池泉回遊の庭です。昔から流れ込む川などはなく、池底からの湧き水と雨水だけで維持されています。
見事な睡蓮が一面に。花が咲くのはもう少し後でしょう。
池の中には、朱色の橋で渡れる地主神様がおられます。参拝いたしました。
アクセスとウェブサイト
【お車でお越しの方】
大阪・名古屋方面より 京都第二外環状道路「大原野IC」から車で約7分 約3km
京都府北部(亀岡・舞鶴)方面より 京都縦貫道「沓掛IC」から車で約10分 約3km
周辺は曲道も多く、生活道で道が狭くなっております。気をつけてお越しください。
大型バスでご来場の場合は、以下のルートをご利用ください
「大原野IC」下車―直進(府道141)―「新林本通境谷」交差点を右折―「西竹の里・北」交差点を右折-2筋目を左折―「大原野小学校前」交差点を右折―樫本神社横(奥)を右折―突き当りが駐車場となります
駐車料金等
普通自動車 500円 マイクロバス 1,500円 大型バス 2,000円
皆様京都に来られた際はぜひいってらっしゃい!