秋の伏見稲荷大社に参拝してきた!
“お稲荷さん”と親しまれる伏見稲荷大社は、全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮。
その歴史は平安遷都よりも古く、和銅4年(711)の創建と伝わります。商売繁昌・家内安全のご利益があるとされ、一年を通してたくさんの参拝者で賑わいます。
海外旅行者からも人気で、2018年6月に発表された世界最大級の旅行口コミサイトによる「外国人に人気の日本の観光スポット」ランキングでは、なんと5年連続1位に輝きました!
1300年以上の歴史を誇る“お稲荷さん”
そんな大人気の伏見稲荷大社の最大の見どころといえば「千本鳥居」
朱塗りの鳥居がズラリと連なる光景は、圧巻の一言です! これは江戸時代以降に、願いごとが「通るように」または「通った」というお礼をこめて、鳥居を奉納する習慣が広まったことによるものだとか。1300年の歴史を思えば、まだ新しいことのように感じます。
参拝者の思いがこもった鳥居は、いまでは境内全域に約1万基が並ぶといいますから、驚きです! 横から見るとご覧の通り。透き間なく並んでいるのがよくわかります。
はじめの鳥居のトンネルを抜けた先にある奥社奉拝所(おくしゃほうはいじょ)では、ぜひ“おもかる石”にチャレンジ。
願いごとを思いながら、石灯籠の上にのる宝珠石を持ち上げ、予想より軽ければ願いが叶うそう。
参拝に訪れるたびに持ち上げていますが、私は予想よりも軽い感じがします。願いは叶います!
お山めぐりについて。
奥社奉拝所や、そのさらに奥の三ツ辻(みつつじ)辺りで折り返す方が多いのです。私たちも、まだお山めぐりはまだ経験しておりません。
実は境内はとても広く、稲荷大神が鎮座した稲荷山全体が信仰の対象となっています。標高約233メートル、一周約4キロ、2時間ほどかかるそうです。
ご利益のあるお社や見どころが随所にあり、“お山めぐり”を体験してこそ、伏見稲荷大社を知ることができそうです。
有名な『枕草子』を記した清少納言も、参詣したという稲荷山。時間と体力に余裕のある方は、ぜひ歩いてみましょう。
※靴は歩きやすいスニーカーなど、また、お茶など水分補給用の飲み物を持参することをおすすめします。時期によっては熊やイノシシに注意しましょう。