兵庫県明石市にある江井ヶ嶋酒造を見学してきました!
播磨灘を望む兵庫県明石市江井ケ島の住宅街に、忽然と現れる明治時代の木造の清酒蔵群。
中には、れんがの壁で囲われた白壁の洋風建築やウイスキー蒸留所があります。
年間総販売量3400キロリットルの小規模ながら、総合酒類メーカーの看板を100年以上にわたって掲げ、近代酒造史の荒波を生き残ってきた江井ヶ嶋酒造です。
ここでは関西のローソンやイオンでも見かける「あかし」という名のブランドのウィスキー作っています。
そして江井ヶ嶋酒造というその名からも予想ができますが、この会社は元々日本酒の酒蔵です。明治の時代に設立された兵庫県で一番古い株式会社です。
それまで樽と徳利が主流だった酒の容器に、初めて一升瓶を採用した会社です。
さらに江井ヶ嶋酒造は日本酒だけにとどまらず、常に時代の先を見据え様々な酒類の製造免許を取得しておられます。
焼酎、みりん、ウィスキー、ブランデー、ワインなど。
ウィスキーの製造免許に至っては、なんと1919年にすでに取得していたようです。
それはなんとサントリー山崎蒸溜所の完成した1924年の5年も前の事になります。
これには驚きました!
日本酒「神鷹」
全国新酒鑑評会(平成30年、令和元年)金賞 二年連続受賞作品。
ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2020。
プレミアム大吟醸部門 金賞受賞。
兵庫県産山田錦を35%まで精白し、鑑評会出品用に少量仕込みです。
一口含むと、華やかで豊かな香り、心地の良いキレ、山田錦のふくらみや味わいを十分に堪能していただける杜氏入魂の逸品です。
ウイスキー製造
日本酒作りが落ち着く春から夏にかけての時期を利用し、ウィスキーを仕込んでいるそうです。
日本酒作りの責任者である杜氏が、ウィスキーの製造もするということです。
同社の杜氏は、世界唯一の「ウィスキーを仕込む杜氏」であるそうです。
現在は、1984年に竣工した新ウィスキー蒸溜所でシングルモルトウィスキー「あかし」を作っています。
豆知識としては、ここ江井ヶ嶋酒造ウィスキー蒸溜所は日本最西端のシングルモルトウィスキー蒸溜所であり、最も海に近い蒸溜所です。
晴れの播磨灘は本当に美しいです!
江井ヶ嶋酒造株式会社へのアクセス
江井ヶ嶋酒造へのアクセスは兵庫県明石市、山陽電車の西江井ヶ島駅から徒歩10分。
ちなみに西江井ヶ島駅までは、明石駅からだと山陽電車に乗り13分程。
神戸三ノ宮駅からは、乗り換えがスムーズにいったら35分程です。
※コロナウイルス感染防止のため、現在は酒蔵見学は停止されています。