岩屋神社は、平成30年に御鎮座1875年を迎えられました。
淡路島の岩屋の地から迎えられてきたといわれています。
歴代城主も守護神として参拝しました。
えべっさんは、毎年1月9日から11日。7月の第3日曜日には、全国でも珍しい海上神事である「おしゃたか舟神事」(市指定無形民俗文化財)が行われます。
御祭神
伊弉諾命 いざなぎのみこと
伊弉冊命 いざなみのみこと
大日霎命 おおひるめのみこと(天照大神)
月読命 つくよみのみこと
素盞鳴命 すさのをのみこと
蛭子命 ひるこのみこと(恵比須神)
御由緒(岩屋神社の歴史)
成務天皇13年(143年)6月15日勅命により、淡路島岩屋より御遷になり東播の古大社として、古くより崇敬篤く、
江戸時代に入ると明石城主の産土神として尊ばれ、例年藩主自らが参拝。社領12石5斗を賜わられました。
元文2年(1737年)には藩主松平直常氏の世継、松平直純氏が11歳になり「鎧始めの儀」の際に岩屋神社に参拝。
以後、世継の鎧始めの儀の際には当社への参拝が慣例となりました。
明治7年2月郷社に列し、同12年7月に県社に昇格。亦当社は式内伊和都比賣神社に比定されました。
(『神名帳私考』『神名帳考證』『神社覈録』『金波斜陽』による。)
社殿は、明石海峡をへて淡路島に對し、社の東の明石港には淡路との連絡船が発着しています。
また岩屋神社の北方約300メートルを西国街道が東西に通じています。
岩屋神社付近は古くから大明石村と称し(慶長播磨國繪圖)市名の起源となりました。
来訪神(らいほうしん)
日本では古来から幸福(福神)は海の彼方からやってくるものと考えられていました。
そのような神様を来訪神(らいほうしん)と呼びます。
海辺に暮らす人々や漁業を生業とする人々にとっての海の御恵み、あるいは遙か彼方の沖からの漂着物は、
神様からの贈り物でした。次第にその信仰は時代と共に拡がっていき、やがて戎信仰は家内安全・商売繁盛福の神として多くの人々に親しまれ、崇敬されるようになりました。
そうした性格を併せ持つ岩屋神社の御祭神・蛭子神はエビス神(恵比寿神、恵比須神、戎大神)と呼ばれ、一般には「えべっさん」として庶民的に親しまれ、豊漁豊作、家内安全、商売繁盛の御神徳ある神様「福の神」として尊ばれております。
1月9日(宵戎祭)10日(本戎祭)11日(残り福祭)と所狭しと縁起物や出店屋台が立ち並び、初戎祭が盛大に行われていました。
皆様兵庫県明石市に来られましたら、是非、今年一年の福を呼び込むえべっさんへご参拝下さい!
岩屋神社へのアクセス
岩屋神社
〒673-0893
兵庫県明石市材木町8-10
TEL 078-911-3247
FAX 078-911-3250
授与所開設時間
午前9時~午後12時
午後1時~午後5時