京都大原三千院の美しさ
古寺名刹が多く、世界中からたくさんの人々が癒しを求めて訪れる京都。そんな京のまちに住む「都人(みやこびと)」たちが、平安の昔から心安らぐ地として愛してきたのが大原の地です。なかでも「三千院」は、山里の澄んだ空気のなかで、心静かに美しい庭を眺めることができます。
旅人の胸に深く沁み入る美しい庭園や伽藍、悟りの世界が感じられる穏やかな表情の仏像。秋の紅葉も美しく、桜やアジサイ、雪景色など、四季それぞれに日本らしい風情が感じられます。三千院門跡とも呼ばれる京都・三千院。その見どころをご紹介します。
京都の隠れ里で知られる大原。のどかな山里は日本の原風景が広がり、都会の喧騒から離れて、心静かなひとときを過ごすことができます。
三千院へのアクセスは、JR京都駅や地下鉄国際会館駅、京阪出町柳駅、阪急四条駅などから京都バスを利用すると便利です。大原バス停を降り、お土産店が並ぶ坂道を10分ほど登ると、三千院の玄関口となる御殿門(ごてんもん)が見えてきます。城廓や城門を思わせる美しい風格。
※三千院には専用駐車場はなく、紅葉時期など行楽シーズンはたいへん混雑するので、公共交通機関(電車+バス)のご利用をおすすめします。
2021年の紅葉のピークは11月下旬。杉木立と紅葉が苔に映える芸術的な絶景!!
紅葉のシーズンには杉木立に囲まれた有清園と、茶人の金森宗和の修築による美しい聚碧園が秋色に染まります。
有清園の杉苔には、各所に杉村孝作のわらべ地蔵が置かれ、庭を回遊する人を温かく迎えてくれます。
石垣と茶店に挟まれた約50mの参道に沿ってカエデが枝を張っており、境内では、青い苔庭に赤や黄に色づいた葉が美しく降り積もります。
★新型コロナウイルス感染症拡大防止対策★マスク着用および、参拝入口・各講堂入口にて手指の消毒を推奨いたします。