京都府美山町でミヤマクワガタの標本を見た!
ミヤマクワガタは、甲虫目・クワガタムシ科に属するクワガタムシの一種です。普通種であり、いかにもクワガタムシらしい風貌から、ノコギリクワガタとともに古来からクワガタムシの代表として親しまれてきました。
南西諸島や一部の離島を除く、ほぼ日本全土に分布し、旧環境庁により指標昆虫に指定されています。
京都府美山町の「美山ふれあい広場」の博物館でみれます。
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名前の由来は、美山(みやま)ではなく深山(みやま)でした!
ミヤマクワガタを採集する場合、ミヤマクワガタが生息している場所に行かなければいくらカブトムシや他のクワガタの採集実績がある場所でも永遠に会うことがないかもしれません。
ミヤマクワガタの”ミヤマ”は深山ですので、名は体を表すと言うとおりその生息場所は山奥なのです。
夏の虫と言うイメージがありますが、ミヤマクワガタは標高が高く夏場でも涼しい場所に多く生息しています。
ミヤマクワガタの特徴
ミヤマクワガタの最大の特徴はその頭部の形状です。頭部に首に向かっていくにつれて盛り上がる冠状の突起(耳状突起)が付いています。
このまさに鎧のような頭部形状は日本ではこのミヤマクワガタだけで、この形状からミヤマクワガタファンも多く、希少なオオクワガタに負けない人気があります。また日本では大型のクワガタになり、大きな個体では約8cm弱にもなります。その大きさもミヤマクワガタの魅力の一つです。
多くの他の種類のクワガタもそうであるように、ミヤマクワガタにも個体差があります。一つは育った環境、エサの豊富さなどで成虫になった時のサイズが変わってきます。
特にオスについては大きな個体ほど頭部の耳状突起が大きなり、頭でっかちで胸が細く見え、小さい個体ほど頭の突起が目立たなくなり、近くでよく見ないとミヤマクワガタかどうか判別できません。小さいオスだと3㎝に満たないかわいらしいものもいます。
自然保護や山でのマナーをしっかり意識した上で、これからの季節昆虫との出会いも楽しみですね!
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