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兵庫県丹波篠山市【王地山平左衛門稲荷神社(まけきらい稲荷)】への旅

兵庫県丹波篠山市【王地山平左衛門稲荷神社(まけきらい稲荷)】の旅

王地山公園の西側、赤い鳥居がトンネルのように続く長い石段を丘上に登ると、王地山稲荷神社と向かい合って、土俵の上にお祀りされているのが平左衛門稲荷神社です。

鳥のさえずりの聞こえる美しい鳥居です。

またの名を「負けきらい神社」といい、次のような話が語り継がれています。

「篠山藩主青山忠裕公が老中であった約170年前の文政年間の頃、毎年春と夏に、江戸両国の回向院広場で、将軍上覧の大相撲が催されていた。ところが、いつも篠山藩のお抱え力士たちは負けてばかりであった。

ある年の春場所のこと、篠山から来たという王地山平左衛門ら8名の力士と行司1名、頭取1名の 一行10名が現れ、土俵に上がると連戦連勝してしまった。

負けきらいのお殿様は大変喜んで、その者達に 褒美をやろうとされたが、どこにもいない。
後で調べてみると、なんと全員が領内のお稲荷さんの名前だった。そこで、それぞれに、幟や絵馬などを奉納して感謝したという。」

その言い伝えが継承され、招福除災・商売繁盛勝利守護、それに合格成就の神として広く信仰されています。

河原町妻入商家群から少し横道に入って住宅地をしばらく行くと赤い鳥居が見えてきます。境内までは赤い鳥居がずーっと並ぶ階段を上がっていきます。

王子山まけきらい神社のホームページはこちら。

自然や地域の方々が守り続けている美しい神社が隅々まで感じられます。

丹波篠山市の河原町妻入商家群とは?

まけきらい稲荷様に向かうまでに河原町妻入商家群を通ります。案内板を目印に路地を曲がると、山の鳥居が見えてきます。

篠山城築城の際に造られた古い町並みで、江戸時代の佇まいを偲ぶことができます。かつての篠山の商業の中心で、約600mにわたり「妻入」という建築様式の商家が軒を連ねています。うなぎの寝床のような奥に伸びる構造です。

5mから8mほどの狭い間口、奥行きは大半が40m以上と深く、表構えは、かつては大戸と千本格子や荒格子または蔀(しとみ)で構成されていました。
中二階の窓は出格子と太い格子をしっくいで塗り込めた(むしこ窓)であり、さらに袖壁、うだつも見ることができます。散策していると当時にタイムスリップした感覚を体験できます。

王地山平左衛門稲荷神社(まけきらい稲荷)アクセス

「JR福知山線(宝塚線) 篠山口駅下車」
篠山口駅西口停留所発-篠山営業所行(神姫バス)
本篠山停留所または立町停留所(神姫バス) 降車
北進-河原町交差点を右折
240m先左折
200m先まけきらい稲荷 大鳥居

是非!皆様のお仕事を取材させてください!ブログ記事書きます!

  • この記事を書いた人

daisuke

国内外の旅行やグルメ好きの編集部の日常です。日本各地の秘境の美しさやお役立ち情報、そして絶品グルメを紹介! 編集長のだいすけは、Webマーケター・ブロガー・ドラマーです。 趣味はバンド・海釣り・どんこ釣りです。

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